明鏡止水

割とちゃんとまとめた感想とぐちゃぐちゃの私信

あけましたときのやつ

なんか明けましたね。

喪中のため新年のめでための挨拶は控えさせて頂きますが明けたことには明けましたから、それは紛れもないことですから、きちんと伝えさせて頂きます。

それにしても昨年はなんとも何もない年でした。

ありすぎて逆に何もない年でした。

何が楽しかったかと言われると何にも楽しくなかった気すらします。

最初の1,2ヶ月くらいかな、楽しかったのも。

去年はどうやって年を越したのか、覚えていません。

とはいっても20年ほど毎年同じなので多分同じ感じだと思います。

昨年は2月ごろから就職活動を開始し、すぐに内定を頂いたり、あと落ちたり、落ちたり、落ちたり…。

就職活動って落ちても何が悪かったかなんて教えてくれないものですから、なんの成長にもならなかった気がしてただただ落ち込んだり自信を無くしたりしました。

そうやっているうちにコロナがやってきたり、母親が急逝したりして結局就職活動を中断してしまいました。

SPIとかNPOとかなんとかいう試験の勉強も少ししたりして、手当たり次第に受けてみたり攻めてみたりしたら、受かったりもしたんですが、面接する体力もなくて結局スルーしてしまいました。

そもそも卒論を書いていませんし、いつが締め切りなのかも知りません。

7月くらいに「頑張って卒業して仕事して、2年ダメだったら死のう」と思って書いていたら体調を崩してしまい、そのまま病院に行ったりしました。散々オールスターズです。

昨年はほぼ遠征もしていません。エレ片の大阪公演に友人と足を運び、地元愛媛で東京スカパラダイスオーケストラのライブとか、北ジャズライブとかを見て四国から出られなくなってしまいました。

いえ本当は、就活で大阪と東京に行かせて頂きました。東京での最終面接の前日、前乗りするために飛行機に乗る前に「外出自粛」のニュースを見ました。

着いた後に面接がなくなっては困る、そう思い電話を入れ、面接があるのか確認をとると変更の予定はないとのこと。

不安に思いながらも飛行機に乗り込み成田へ。そこからアパホテルへ向かう道中にLINEを見ると、オンライン面接に変更のお知らせが。

久しくなかったブチギレマックスでしたが、なんとか対面面接をさせて頂き内定まで頂きました。

無駄に東京に行っただけでしたが、東京の桜はとても綺麗で少しだけ報われたような気がしました。

しかしながら結局、この内定もキックしてしまいました。

あとはそこで延期になった教育実習にも行かせて頂きました。

体調も崩していたので心配していたのですが、こうなったら楽しむしかない、どれだけ笑いを取れるかが勝負だ!なんて思ってやる気で向かいました。

しかしブラック公務員を舐めてはいけませんでした。めっちゃしんどいし、厳しい。軽い気持ちでアドリブで笑いを取りに行ったら、なぜそのようなことを言ったのか詰められ怒られました。

ちゃんと「ウケたからいいじゃないですか」って言ったんですけどダメでした。

朝は6時起きで平均19時まで仕事。そのぶん授業をするわけではないので休憩時間は多いですが、3週間続くと疲労困憊でした。

お金がもらえるならまた話は別ですが、なんならお金払ってやらせてもらっているものですからね。世間の働いている人たちはすごい。

しんどい話はたくさんありますが、かわいい色紙をもらったり、HRを盛り上げたり、授業を生徒に褒めてもらったりしたのはやはり言いようもないくらい嬉しかったです。

何より嬉しかったのは私が教員を目指したきっかけでもある先生に授業を見てもらったり、アドバイスを頂いたり、お話させてもらったりしたことです。

いろんなところで何度か言わせてもらいましたがお笑いでいう「ダウンタウンさんの前で漫才する」みたいなことだと例えたらわかりやすいと思います。

1年生のとき教職希望者は教室を埋め尽くすほどいました。一緒に履修登録をした人や授業を受けていた人は数知れず。

しかし途中から1人減り、2人減り、そんな感じでいつのまにか友達と呼べる人も減っていきました。

大学に来て真面目に勉強していると浮いていくということを知りました。

そうして100人いるうちの学部、最初は体感50人ほどはいた志望者から教育実習まで終えたのはたったの6人でした。

要するに私にとっては長いM-1みたいなものです。

これを耐え抜き、やっと憧れの人に授業を見せることができました。これは言いようのない喜びを超えました。もう無です。

楽しいことはほとんどなかったけれど、しんどすぎるからこそ、そのなかから小さな楽しみや幸せを拾ってきました。

今年の目標は生きることです。

それくらい、原点に戻らないといけないのかもしれません。

皆さんから与えてもらっている楽しさを、小さなコミュニティのなかでも、少しでも返すことができるように、頑張っていきたいと思います。

来年は休学中で留年してて大学生でありフリーターであるというよくわからない感じになるかもしれませんがせっかくなのでお金を貯めて都会に出て、太く短く燃えたいと思います。薪です、真木よう子です。