明鏡止水

割とちゃんとまとめた感想とぐちゃぐちゃの私信

理不尽な闘い


最近あまり精神衛生がよくないので書き進みません。15日までと決めなきゃよかったと泣いています。動物園のアシカくらい鳴いています。


そういえば去年の今頃は授業で人狼ゲームをしていました。


1回目のゲームでは、みんな思った以上に人狼慣れしていない様子で、中学生の頃から友人と学校で人狼をし、家に帰ればチャットで人狼をしていたプロジンロリアンのわたくしからしてみたらザコザコの実でした。


ということで初回はかなり主導権を握り、しかしながら中心に出ていくのも怖いので常に二番手を保ちながら村人として勝利を収めることができました。


多分みんなあまりなれてないので進行役たちを殺すわけにもいかなかったのでしょう。ちなみに一番手で回していた人が狂人だったことがちょっと怖かった。


そうして2回戦、その日は体調が悪くあまりやる気がないのと前回しゃしゃりすぎたのではないかと反省したため今回はどんな役職であろうと寡黙気味を貫くことにしていました。


そうしたら「前回あんなに喋っていたのに今回喋ってなさすぎるから」という理由で処刑されました。理不尽です。まあ、今回は人狼だったので戦略と体調管理ミスです。


迎えた3回戦。今回の役職は棋士でした。藤井聡太くんを敗ることができたら勝ちです。


すみません「キシ」違いでした。ナイトのほうの騎士でした。騎士は1ターンに1人を護衛することができ、人狼から村人を守ることができます。狩人やボディーガードともいいます。


今まで人狼知ってるていで進めてきたのにここで突然の説明に入りました。


とはいえ初回の護衛はなんのヒントもなく、闇雲に選ぶよりほかありません。しかし、ネット上ではなく全員がその場に集まっての人狼のため粗はあります。隣の人の顔を上げる音や服の擦れるの音など聞こえてしまうものもあります。


その情報によると隣の友人はただの村人ではないことに間違いありませんでした。役職持ちの人は占い師とか霊媒師とか、村人陣営であり、とにかく村人たちにとって人狼を見つけ出すヒントになる重要な人物です。役職持ちを守ることができれば騎士としては最大の仕事を果たしたことになります。


ただ、このメンバーだと役職持ちの村人より圧倒的に人狼である確率が高い。あとなんとなくの勘でこいつは人狼だな、と思っていた節はありました。


でもまあどうせ最初は考えたってわかりはしません。初手は隣で様子を見よう!そう決めて友人を護衛した瞬間に人狼に噛まれました。無惨な最期です。


その無惨さはゲーム内のみならず、授業の感想プリントに書くことがない、などというメタ的な要素も同居しています。


案の定、隣の友人は人狼でした。護衛した相手に殺される、これはなかなか悲しく悔しいことです。


しかしながらそのあとゲームは騎士のいない村人側が有利に進み、人狼である友人に疑いの目が向けられました。このままだと彼が処刑され、人狼側は負けてしまいます。するとあろうことか友人は


「私が騎士ですよ」


自分を護衛した相手を噛み殺し、その相手のフリをする。くそくそサイコパスじゃないかよ!!!友人は必死の訴えも虚しく死に、私はなにもしていないのに勝利しました。


今まで幾度となく人狼ゲームをしてきましたがこんなに腹の立つ試合は初めてかもしれません。


いや、でもチャット時代はもっと凄かった気がしますね。覚えているのはふつうに村人側だったにも関わらず、「オメー人狼だろ!!!処刑処刑!!!」と何を言っても聞き入れてもらえず殺されたあとで主導してた奴が人狼だったとか。


あとは全員には見えないように特定の人にだけメッセージを送れるシステムがあったんですが、それで「人狼ですよね!ぼく狂信者です!」というメッセージを受け、人狼だったので「そうです」と答えたら「こいつ人狼だ」って晒されたり。


そんなチャット時代だったら、こんなのは埋もれてしまうような話かもしれません。


でもなんとなくその場の雰囲気で人狼やろう!ってなったときに入ってきたはいいがそんなに人狼知らない奴が「私、騎士でしたー」とかカミングアウトしてきたときのほうがヒヤヒヤしますね。


人狼知らないのに見てくれた人いたらごめんなさい)