私は貝を吹きたい
愛媛県民なので未だに秋祭りってわりと人が死ぬ危険なヤツだと思っています。
祭りの時期には近づいてはいけない場所があるって小学校のとき先生から教えてもらいませんでしたか?
高知県に来てから祭りは怖くないものだと知りましたが、毎年11月末になると近所に下手なホラ貝吹く人がくるので代わりに吹いてあげたいと常に思っています。
3年間くらい木管楽器をやっていたことがあるのでできそうな気がします。でもできたらホラ貝にリードをつけて欲しいです。
そういえばこのあいだ実習先の施設に事前訪問、顔合わせをし、面接をしたのですが、そのときも楽器の話になりました。
そもそも特技がないので書くことに困るのですが、確かめようがないと思い、いつも適当に楽器演奏できます、的なことを書いています。
私の楽器遍歴を振り返りますと、
小学3年生から6年生までをパーカッション
中学3年間をオーボエ
高校1年目の夏までコントラバス
そこから1年生終わるまでパーカッション
大学で1年間ドラム
現在ベース買って練習中
といった感じでなかなかに統一感がないのです。
一番長くやってるのはパーカッションなのですが、小学生時代も入ってしまうのでその頃はうちの部にはドラムとかありませんでしたし、常にスネアドラム(小太鼓)オンリーでした。
あの期間を楽器遍歴にしてしまってもいいものか、と言う感じすらあります。
ドラムって書くほどドラム叩いてないからできないし、パーカッションと書くと楽器わからないひとには「なにそれ?」って言われることもあります。
あと打楽器、って書くとなんかダサい。
ちなみにパーカッションの中で一番得意な楽器はタンバリンです。
でもモンキータンバリン(カラオケとかにあるやつ)はめちゃくちゃ得意ですが、皮のあるやつは結構難しいです。
皮のあるタンバリンって簡単そうかつダサく見えてしまいますが、様々な奏法があり、音に合わせてタンタンと叩くのみならず、こすったりして音を出すこともあり、アレが結構難しいんです。
あとは叩き方や場所よっても音が変わるので、曲に合った音の出し方とかを研究しなくてはいけません。時期によっては手入れにドライヤーを使ったりもします、意外と奥が深いものです。
トライアングルやすず、といった安価ないわゆる教育楽器も音の鳴らし方を研究していくとなかなか楽しく、かつ難しいものなのです。
とはいえふつうに特技タンバリンはその場にあったらやらされる可能性がありますし、危険です。こっちはやらなくていいと思って書いてるんだから。
一応、本当に得意と自称してるのですが、あったとしてもすごさが伝わりにくいのでダメです。
それでいうとちゃんとやってたのは中学時代のオーボエです。
これが鬱陶しくて。誰が知ってるんだあんな楽器。吹奏楽部にもないことの多いクソクソマイナー楽器であり、見た目もクラリネットに酷似しているため、誰にも認識されていないかわいそうな楽器です。
なので、オーボエといってもジャイアンの歌声かな?と思われて終わりでしょう。
一応、楽器としては最も難しい楽器と言われており、ギネスに登録されているくらい難しいのですが、それほど難しいので3年間やってはいましたが全く上手くなりませんでした。
高校ではコントラバスをやってたりもしました。これはバイオリンのめっちゃデカくて立って弾くやつ、と説明してます。ウッドベースといった方がわかりやすいかもしれません。
てかそもそも説明の必要な楽器ばっかやってんな!!!
あとコントラバスはふつうにコンクールのためにしかやってないので多分もう弾けません。最近ベースはじめて「フレットないとかまじ無理じゃね」ってなってます。
あとコントラバスやってたときの記憶として外で弾いてたらてっぺんにすげーでけえ蜂が止まったことくらいしかありません。
オーボエなら5年以上のブランクがある今もそれなりには吹ける自信がありますが、コントラバスはもうなにもわかりません。ヘ音記号が読めないまま終わったくらいです。
いつも色々困りながら楽器演奏、とか書いて聞かれたら色々答えるようにしてます。いろんな楽器やってんすよねーって顔をしてます。
でも実は楽器を始めた10歳の頃からずっとパーカッション志望なので、本当は一途なのです。
中学のときもずっとパーカッションしたかったですし、高校のときも元からずっとパーカッション志望でした。しかし幾多の困難が私とパーカッションとの間に立ちはだかるのです。
燃えます、これがうわさのロミオとジュリエット効果なのかもしれません。
ちなみにその実習先の方にもひとつひとつ丁寧に説明したのですが、「私も楽器できるよ、ホラなら吹ける」と言われたのがホラ貝を本当に吹けるのか、ホラ吹きって意味の冗談なのかわからず「いや、それ楽器じゃないじゃないですかー!」的なツッコミをしてみたらめっちゃ微妙な顔をされました。ホラ貝がトラウマです。なのでやっぱりホラ貝を吹くのはやめます。